今後は QphHだけでなく、USD/QphHも出そうと思うので、今日はそのための準備。
値段の出し方は TPC BENCHMARK H Standard Specification の Clause 7: PRICING に定義されていますが、簡単に書くと
ハードウェアとソフトウェアの価格 + 3年間の保守(24x365)
が、システムの値段となります。
Oracleの価格を調べるなんて10年以上やってない。
今回のCPUは AMD Phenom II X6 1100T (3.3 GHz/6 core) なので、Core係数が0.5で 3CPU分。
これを Named User Plusライセンスで計算すると 813万(税込) !!! 年間サポートが 179万(税込) ! 3年分で 1,350万。 マジー!? 12万のPCで動かすのにですよーー!
サポートフィーは更に値上げされるとかいう話も...
この計算合ってますか?
しかし、こんな高い製品をみんな良く買ってますね。ごめんなさい。世間知らずでした。
これに HW価格 12万円、保守は入っていませんが、3年間の間には壊れる部品もあると思うので 8万円を追加して、合計 20万円が HW価格。
両方足して 1,370万円が、システム価格となりました。
あと、検証の途中では Partitioning Optionと Advanced Compressionを使うつもりなので、必要な時にシステム価格に反映させます。
今までの検証結果をまとめると、(為替レートは 85円/ドル)
blocksize | Linux I/O Scheduler | QphH@32GB | USD/QphH@32GB | Price(Yen) |
---|---|---|---|---|
8KB | cfq | 974 | 163.05 | 1350万円 |
32KB | cfq | 986 | 161.04 | 1350万円 |
32KB | noop | 4,707 | 33.73 | 1350万円 |
33ドル/QphHまで来たので、先日書いた
- 1000GBで 140,181 QphH 12.15 USD/QphH
- 3000GBで 198,907 QphH 16.58 USD/QphH
にも、もうそろそろ手が届きそうかな?
小ネタ:
TPC-Hのバージョンが 2011/2/11に 2.14.0 にアップデートされていた。
ドキュメントの変更点を見てみると、大した変更は無かったが、TPC Full Memberから IBMに買収された NETEZZAが消えていたのが一番大きな変更点。
そういえば最近 Oracleは買収少ないな、と思って調べたら 2010年度で10社ほど買収しているようで、まだまだお盛んでした。派手なのが少ないだけだったよう。
買収だけじゃない。InfiniBandを事実上独占しているイスラエルのMellanox社(http://www.mellanox.com/)にも投資しているらしい。(12%の株主)
返信削除